①「自律し、前向きに仕事をしてほしい。ただ、会社を辞められては困る。」ジレンマでお悩みではないですか? 【組織の人材育成に伴走する、国家資格キャリアコンサルタント】
2021/10/07
「自律し、前向きに仕事をしてほしい。ただ、会社を辞められては困る。」
こんなジレンマでお悩みではないですか?
これは企業内キャリアコンサルティングを実施する際に、経営者や人事ご担当者の方から実際に聞かれる声です。
結論から言いますと、自律した社員の方が辞めるかどうかは、ケースバイケースなのは確かです。
自律性が養われたところで、他社へ目が向く社員の方もいれば、
自律性が養われて現在の会社でより活躍したい、と前向きになる社員の方もいます。
ですが、ここで考えていただきたいのですが、キャリアコンサルティングをしたから退職したのでしょうか?
これまで約200社で企業内キャリアコンサルティングを実施してきたうえでの体感や実際のアンケートから見ますと、
答えはNOです。
身もふたもない言い方をしますと、辞めたい方はいずれ辞めます。
現在は掌の中に転職市場があるようなものです。スマホで求人サイトを見れば、いくらでも情報が出てきます。
社員の定着には、皆さま苦心されていることと思います。
ですが、今の時代はその「辞め方」も大事な時代とも言えます。
「キャリアコンサルティングを実施するほど、大事にしてもらっている。」(←これは東北のある会社さまで実施した際に実際に社員の方が仰った言葉です)
「この会社で育ててもらった。」
と思って辞める社員の方は、お世話になった会社のことを悪く言うでしょうか。
むしろ良い話を積極的にされるので、巡り巡って良い採用へと繋がっていくでしょう。
リファラル採用へも繋がるかもしれませんよね。
人材の流動化はもう止まりません。その流れを味方にするには、こうした「手間」をかけることが結果的に大事になっています。
AIやクラウド化が進めば進むほど、こうしたアナログ的施策を並行して実施していく効果は増していくでしょう。
続きは、また明日のブログで(^^)